◎夕顔や喪主のうなじと白競ふ ◎風鈴を下げて風待つ夕べかな △旭日背に烏賊釣り船は今帰る(平成22年5月作)
2022年7月のブログ記事
-
-
◎災天下マラソン人は玉の汗 ◎夕端居流るる風に生き返り △昇る日を舳先に受けて卯浪切る(平成22年5月作)
-
◎夕顔の今開かんと闇浅し ◎水無月や山脈の如白き雲 △春惜しむ飛び交ふ鳥の声高し(平成22年4月作)
-
◎夏座敷流れ来る風独り占め ◎災天下空に向ひて水を撒く △咲く花の色は移ろひ春惜む(平成22年4月作)
-
◎清水湧く思はず漬ける熱き顔 ◎若き頃親父着ていた上布かな △磯開飾り立てたる小型船(平成22年3月作)