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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎春暁やかすむ稜線遥かなり      ◎遠足児信号待ちの賑やかさ      △祭宿麦酒に寿司に日本酒も(平成23年5月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎飛花落花川面に落ちて流れ行く      ◎眩しさをひときわ増すや春の潮      △寒月に照らし出される胸の内(平成22年1月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎啓蟄や浮気の虫も動き出し      ◎春の雪ふくらむ蕾包むなり      △初詣社をうめる願ひ事(平成22年1月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎桐一葉落ちて流れて沈みゆく      ◎走馬灯グラスの酒はほろ苦き      △ダム出来て水争ひも遥かなり(平成21年7月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎お疲れと背中叩きて馬洗ふ      ◎卓上のメロンを囲み三世代      △手を入れぬ田畑狭しと草茂る(平成21年6月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎春の山色取り取りの花模様      ◎木の芽吹く其々競ふ命かな      △里山の畦道飾る土筆かな(平成21年3月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎名を残し歌を残して実朝忌      ◎冴返り冴返りつつ温み増す      △春の山生きる力に溢れたり(平成21年3月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎風光り君は輝き腕の中      ◎豆の花海へと続く段畑      △大鳥居一気呵成に神輿来る(平成23年5月作)      〇人の世は男と女黄金なり       うまく用ゐて丸く治めむ

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎お彼岸や孫子揃うて墓洗ふ      ◎水温み蕾ふくらむ頃となる      △境内を主役は俺と揉む神輿(平成23年5月作)            〇我が命いつまであるや知らねども       一日一日を悔いの無きやう

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎向日葵や群れて黄色の風となる      ◎草いきれ踏み進むほど匂ひ増し      △淡々と月日重ねて春を待つ(平成23年1月作)      〇千枚の秋の田圃に草を刈る(令和4年房総の旅)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎贈られしマフラー巻きて君に会ふ      ◎初雪やふはりふはりと舞い落つる      △波しぶき濡るるに任せ涼しけり(平成22年7月作)      〇秋無上開聞岳の麗姿かな(令和元年10月鹿児島旅行)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎星月夜人も星にも運命あり      ◎朝顔や垣根色どる路地の奥      △沖遥か烏賊釣り船の灯は揺るる(平成22年5月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎桐一葉落ちて天下は動乱す      ◎輝くは一日なりけり芙蓉花      △緑増し輝きを増す若葉かな(平成22年5月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎稲妻に腕を引き寄せ肩を抱く      ◎花火見る握る手と手の夢一夜      △山渡る風の香りや朴の花(平成22年5月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎夕顔や喪主のうなじと白競ふ      ◎風鈴を下げて風待つ夕べかな      △旭日背に烏賊釣り船は今帰る(平成22年5月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎妻逝きてタンスに残る夏衣      ◎短夜や夢追ふ酒のほろ苦さ      △薇やのの字のの字の渦を巻く(平成22年3月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎短夜や早くも鳥は啼き始む      ◎草茂り売れぬ宅地に風流る      △磯開豊漁願ふ浜の衆(平成22年3月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎薔薇の束買ひて彼女の誕生日      ◎麦秋の踏まれて育つ実りかな      △春寒や身も引き締まる朝稽古(平成22年2月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎鮎の群れ生れし郷の川上る      ◎登り来て新樹の杜に風流る      △初春や声援受けて走者行く(平成22年1月作)

  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎群れるより野辺にひつそり菫花      ◎咲き誇る頃も過ぎたり春惜しむ      △前を見てただ前を見て春を待つ(平成22年1月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎糸たれて春の潮見る岩場かな      ◎今日も暮れ心静かに春惜しむ      △初春や声援受けて走者行く(平成22年1月作)

  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎鳴き揚がる雲雀は空の点となる      ◎芹摘むやあわてて逃げる隠れ魚      △初春の箱根路飾る旗の波(平成22年1月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎一斉に我も我もと木の芽吹く      ◎啓蟄や鍬を振るのも遠慮がち      △初詣おみくじ吉に笑みこぼる(平成22年1月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎猫柳手折りて君の髪飾り      ◎冴返る煌めく月と流れ雲      △良く晴れて遥か富士見ゆ冬至の日(平成21年12月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎七五三参道歩む親子連      ◎柊の花は香るや君想ふ      △湯上りにこれさへあれば糸瓜水(平成21年9月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎娘等は障子を洗ふ流れかな      ◎橘や棘に守られたわわなる      △鮭の群れ今帰り来て川上る(平成21年9月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎栗拾ひ弾む会話に笑ひ声      ◎天高し月に一刷毛流れ雲      △水澄て心も澄みて流れゆく(平成21年9月作)

  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎破荷や盛りし頃を憶はざる      ◎残り菊活けて仏壇華やかに      △旅の宿風呂場にありし糸瓜水(平成21年9月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎栗拾ひ数を競ふや子供等と      ◎無事であれ大空高く鳥渡る      △鮭の群れ旅の終りの故郷へ(平成21年9月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎民富みて粟もいつしか米となる      ◎信濃路は蕎麦売る店に蕎麦の花      △ 人の世も色とりどりの花野かな (平成21年9月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎大花野跡形も無く家になり      ◎名月や雲の床几に坐るなり      △河口にて満ち潮待つや鮭の群(平成21年9月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎夜夜の月流るる雲と戯れり      ◎中天に名月ありて酒すすむ      △朝顔に絡まれてをり庭の竹(平成21年8月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎八月や子供は強く逞しく      ◎八月や短き恋も終るなり      △三か月徳を高めて解夏となる(平成21年8月作)

  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎桐一葉流るるままに流れ行く      ◎走馬灯寂しくありて懐かしき      △水喧嘩恵みの雨はけりをつけ(平成21年7月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎今日だけを命の限り芙蓉花      ◎腹を出し大往生や今朝の蝉      △汗流し部活に励む生徒かな(平成21年7月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎災天下部活の子等は球を追ふ      ◎噴水や子を見る母の目は優し      △水喧嘩今は俳句の中にあり(平成21年7月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎登り来て両手に掬ふ清水かな      ◎夕顔やいつしか慣れて一人膳      △オレンジに染まる雲海陽は登る(平成21年7月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎焼酎は口に含みて舌に乗せ      ◎半夏生畦に流るる風やさし      △囮より小さき鮎に苦笑ひ(平成21年6月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎大の字になりて微睡む夏座敷      ◎山清水大河となりて海へ入る      △草茂る休耕田を風渡る(平成21年6月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎翡翠やくはへし魚岩に打つ      ◎遥か沖漁火は揺れ夜釣かな      △杜若あなたはそこにいる様な(平成21年6月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎鮎上る浅瀬に待つは鳥の群れ      ◎夏草の原を孫等と駆けまわる      △気怠さを残して起くる夏の朝(平成21年6月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎漁火の遠くちらちら夜釣かな      ◎昼顔の閉づる夕べは雨となる      △新茶入れお客呼び込む老舗かな(平成21年5月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎竹落葉積り積りて幾年ぞ      ◎短夜や早くも白む窓の外      △雨降りて一気に芽吹く胡瓜苗(平成21年5月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎焙られてくるると丸むするめ烏賊      ◎見上ぐれば木漏れ日強き新樹かな      △黄金畑ところどころに黒ん坊(平成21年5月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎防砂林寄せ来る波と松蝉と      ◎粽食ぶ思ひ出す歌背くらべ      △飲む前に香り楽しむ新茶かな(平成21年5月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎麦笛のうまさを競ふ子供達      ◎新樹晴流るる風も香りたつ      △近づきて初めて判る黒穂かな(平成21年5月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎風強し右に左に芥子の花      ◎戦陣へ威風堂々のぼり旗      △香り良し飲みて又良し新茶かな(平成21年5月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎掴まれて怒れる烏賊は水を噴く      ◎大卯浪しぶきに濡れて竿を出す      △胡瓜苗朝な夕なに水をやる(平成21年5月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎よろめきつ尚立上る仔馬かな      ◎手をつなぎ落花の雨に登校す      △豊作になれよと願ひ種を蒔く(平成21年4月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎春雷や雨の一つも落さずに      ◎長閑なり青空高く雲雀鳴く      △週末は農夫きどりの種を蒔く(平成21年4月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎彼岸入り花の賑はふ墓前かな      ◎小舟借る琵琶湖名物諸子釣り      △故郷の友は今なく桃の花(平成21年4月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎梅の香に誘はれて出る狭き庭      ◎下萌や見えぬものにも命あり      △お彼岸は先祖に感謝墓洗ふ(平成21年3月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎立春や上向く気持胸弾む      ◎破れ樋雪間を作る雫かな      △土筆群れ踏まずに歩む田圃道(平成21年3月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎この勝は恵方詣りの御蔭なり      ◎年毎に賀客の数は減るばかり      △春の山花鳥風月全てあり(平成21年3月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎年賀状力ある字に安心す      ◎初薬師詣で病と縁は切れ      △境内の人出華やぐ針供養(平成21年2月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎お正月重ね重ねて七十四      ◎一輪の早梅放つ温みかな      △大荒れの浜に打ち寄す切若布(平成21年2月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎鳰親子川の字になり泳ぐかな      ◎除夜の鐘湯船の中に数かぞふ      △矢の如く一年過ぎて去年今年(平成21年1月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎味噌汁に葱は一番温まり      ◎煤払ひまず神棚と仏壇を      △里山の氷も解けて水流る(平成21年1月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎蕎麦湯飲む一時凌ぎの暖かさ      ◎笹子鳴く早くなれよと暖かく      △駅伝を見ながら賀状目を通す(平成21年1月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎草むらで誰を弔ふ鉦叩      ◎桔梗鉢白と紫競ひ合ひ      △新米を炊きて夕餉の支度かな(平成20年10月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎秋立ちて野にも山にも忍び寄る      ◎酔芙蓉まだ飲み足りぬ風情なり      △里山の湯殿を染めて夕紅葉(平成20年10月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎月光に浪煌めきて夜釣かな      ◎翡翠や水辺の枝に青映ゆる      △ここまでは俺の縄張り銀やんま(平成20年9月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎花桐の香に誘はれて山の道      ◎雨あがりみどり輝く若葉風      △梅雨明けや強き日差しに目も眩む(平成20年7月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎今年も恵方詣りに始まりぬ      ◎春近しゆつくり回る観覧車      △春惜しむ十七文字に時の過ぐ(平成23年4月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎水澄みて流るる川の底深し      ◎名月や寄せては返す波の音      △蕩蕩と濁りも増して雪解川(平成23年2月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎微酔の見上ぐる空は星月夜      ◎立秋の一雨欲しき夜半かな      △雪解の小さき流れ畦の道(平成23年1月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎水無月や木陰の風は心地良し      ◎土用浪舳先ぶつけて船は行く      △寒月や星を隠して冴えわたる(平成23年1月作)      〇秋の暮ブービーで乗るフェリーかな(令和4年房総の旅)                    房総の旅これが最後の句です

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎其処彼処雪間の出来る頃となり      ◎若布買ふ少しおまけと言ふ親父      △仏壇の中で飼ひたし鉦叩(平成22年9月作)      〇平和とは抑止力なり秋の基地(令和元年10月鹿児島旅行)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎生きるものひたすら耐へて春を待つ      ◎ほうれん草食べてポパイの気分なり      △時過ぎて会えぬ人あり秋彼岸(平成22年9月作)      〇守るとは命の重ね営は秋(令和元年10月鹿児島旅行)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎ほろ酔を素面に戻す寒の月            ◎雪女四五人寄りて露天風呂      △蜩を旅のまくらに聞く朝(平成22年8月作)      〇国の為ささげし命鹿屋秋(令和元年10月鹿児島旅行)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎虎落笛山から小僧飛んで来る      ◎夢を見て夢追ひかけて年の暮      △涼しさやしぶきをあげて船は行く(平成22年7月作)      〇桜島姿雄々しく秋の空(令和元年10月鹿児島旅行)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎天高し人は肥ゆれば馬も肥え      ◎紅葉狩いつしか山の奥に入る      △朝ぼらけ眠気をさます時鳥(平成22年6月作)      〇開聞は麗しきかな秋の風(令和元年10月鹿児島旅行)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎落日の田にひつそりと捨案山子      ◎爽やかな笑顔ふりまきVサイン      △時鳥今朝も鳴くなり山の宿(平成22年6月作)      〇開聞や最南端の駅は秋(令和元年10月鹿児島旅行)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎見上ぐれば雁渡る西の空            ◎秋冷や月皓皓と天にあり      △時鳥朝けたたまし夜かなし(平成22年6月作)      〇特攻の勇姿残して知覧秋(令和元年10月鹿児島旅行)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎水澄みて色を増すなり池の鯉      ◎秋冷やそろそろ燗の酒の良し      △山歩き朴の香りを道連れに(平成22年5月作)      〇秋なれど薩摩の国の陽は強し(令和元年10月鹿児島旅行)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎遠花火音は遅れて届くなり      ◎朝顔や風に吹かるる遊び蔓      △波頭白く立て来る卯浪かな(平成22年5月作) 〇9月より令和元年10月句友4人で鹿児島を旅した吟行句を  日程に添った形で一句載せたいと思います。この旅は私  の内面に持っているものと合致し、開聞岳・桜島等の観... 続きをみる

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎災天下マラソン人は玉の汗      ◎夕端居流るる風に生き返り      △昇る日を舳先に受けて卯浪切る(平成22年5月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎夕顔の今開かんと闇浅し      ◎水無月や山脈の如白き雲      △春惜しむ飛び交ふ鳥の声高し(平成22年4月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎夏座敷流れ来る風独り占め      ◎災天下空に向ひて水を撒く      △咲く花の色は移ろひ春惜む(平成22年4月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎清水湧く思はず漬ける熱き顔      ◎若き頃親父着ていた上布かな      △磯開飾り立てたる小型船(平成22年3月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎翡翠はその青さゆえ孤独なり      ◎夕暮れて墨絵の如き皐月富士      △春の川滔々として大河なり(平成22年3月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎夏草や数多の命活かすなり      ◎漁火を遠く眺めて夜釣かな      △春の川岸辺の色も緑増す(平成22年3月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎雨上り一気に芽吹く胡瓜苗      ◎麦秋や実りの色はやや眩し      △少しづつ気配は緩む梅二月(平成22年2月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎花はまだちらほらありて桜餅      ◎野良仕事満たし八十八夜かな      △初日の出頭をたれて良き年に(平成22年1月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎田に宿る月も八十八夜かな      ◎木々の色増々深く春惜しむ      △海照らす寒月高く波の音(平成22年1月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎磯開大漁旗は風に揺れ      ◎春雨や傘の花咲く段葛      △初春や芦ノ湖めざし襷行く(平成22年1月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎流れ来る淡き香りや梅の園      ◎下萌に貰ふ元気の歩みかな      △短日や早くも灯る窓明かり(平成21年12月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎ほうれん草胡麻和にして酒進む      ◎浜干しの若布を買ひて帰るなり      △泥葱も一枚脱げば白き肌(平成21年12月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎空の青畦の青さや大根畑      ◎時雨来て緋袴走る社かな      △句心を誘ふ流れや水澄める(平成21年9月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎ビリビリと破りし障子洗ふかな      ◎古酒ありて新酒もありて宴盛る      △本年も鮭のぼるなり群れなして(平成21年9月作)

  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎台風もいつしか去りて星の夜      ◎水澄みて空気も澄みて心澄む      △ふるさとへ命をつなぐ鮭の旅(平成21年9月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎この季節釣り上げられて桜鯛      ◎さくら咲く国に生まれて桜餅      △黙々と種蒔く親子ひかる汗(平成21年4月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎風に舞ひ落花しきりの朝の道      ◎親鳴きて仔馬かけよる牧の朝      △法然忌本山向かふ人の波(平成21年4月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎堤防に釣り糸垂らす日永かな      ◎流れゆく川面を覆ふ落花かな      △朝ぼらけ空にぼんやり春の月(平成21年4月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎磯開水平線は空となる      ◎啓蟄や生命育む土の中      △桃畑白あり緋あり風流る(平成21年4月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎二月いり時の流れの早き事      ◎寒風に負けず膨らむ蕾かな      △春山に生きる力を貰ふなり(平成21年3月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎寒月や鏡となりて我を観る      ◎雪女集めミスコン開くかな      △着膨れて春の来るのも後少し(平成21年1月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎恵方より恋する人は駆けてくる      ◎雪女抱きたら溶けてしまうかな      △氷とけ畔の流れも始まりぬ(平成21年1月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎晦日蕎麦食べて今年を振り返る      ◎除夜の鐘皆それぞれの音色なり      △初日の出思はず垂れる頭かな(平成20年1月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎帰り花人目忍びて二三輪      ◎神無月社の主は出雲なり      △寒風に身を震はせて枯尾花(平成20年12作)

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