◎妻逝きてタンスに残る夏衣 ◎短夜や夢追ふ酒のほろ苦さ △薇やのの字のの字の渦を巻く(平成22年3月作)
2022年6月のブログ記事
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◎翡翠はその青さゆえ孤独なり ◎夕暮れて墨絵の如き皐月富士 △春の川滔々として大河なり(平成22年3月作)
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◎短夜や早くも鳥は啼き始む ◎草茂り売れぬ宅地に風流る △磯開豊漁願ふ浜の衆(平成22年3月作)
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◎夏草や数多の命活かすなり ◎漁火を遠く眺めて夜釣かな △春の川岸辺の色も緑増す(平成22年3月作)