◎時雨来てしばし軒下間借りする ◎海べりに色取り添へて石蕗の花 △凡人は卒業出来ぬ事ばかり(平成20年3月作)
2019年11月のブログ記事
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◎裸木もいつしか増して冬来る ◎星仰ぎ竹甕仕掛ける漁師かな △浅き春季節の歩み遅々として(平成20年2月作)
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◎切干や遥かむかしの母の味 ◎朽落葉土に還りて明日の糧 △残る雪やがて消えゆく運命かな(平成20年2月作)
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◎窓越しの小春日和に眠気差し ◎神の留守出雲は神が溢れおり △湧き水の淡き温もり春浅し(平成20年2月作)
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◎冬めきて吐く息白くなりにけり ◎かさかさと無常の風に落葉舞ふ △初天神着物姿に惚れ直す(平成20年1月作)