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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎春暁やかすむ稜線遥かなり      ◎遠足児信号待ちの賑やかさ      △祭宿麦酒に寿司に日本酒も(平成23年5月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎風光り君は輝き腕の中      ◎豆の花海へと続く段畑      △大鳥居一気呵成に神輿来る(平成23年5月作)      〇人の世は男と女黄金なり       うまく用ゐて丸く治めむ

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎永き日や声賑やかに子等遊ぶ      ◎春潮に乗りて小枝は遠去かる      △木陰にて昼寝楽しむ薄暑かな(平成23年5月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎蕨餅季題となりて買ひ求む      ◎春愁や酒に求むる憂さ晴し      △祭髪きりりと結ぶ豆絞り(平成23年5月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎お彼岸や孫子揃うて墓洗ふ      ◎水温み蕾ふくらむ頃となる      △境内を主役は俺と揉む神輿(平成23年5月作)            〇我が命いつまであるや知らねども       一日一日を悔いの無きやう

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎春の雪木々の葉白く染め上ぐる      ◎春雨や濡れて行くのも粋なもの      △筍や頭出すなり掘られたり(平成23年5月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎木の芽吹き気持前向く散歩道      ◎摘みし芹夕餉の汁に一つまみ      △道に出であわれ筍伸びきれず(平成23年5月作)      〇我が歌は大和心をみなもとに       その言の葉を学び游ばむ

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎遠き山近き山にも笑ひあり      ◎春炬燵犬先に居て足伸びず      △散りはじめ流れゆく花残る花(平成23年4月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎啓蟄や雀田圃に群れ遊ぶ      ◎爪先の会話楽しむ春炬燵      △草餅や白き器に青の映ゆ(平成23年4月作)           〇世が世なら死ぬる命を永らへて       生きて行くなり生かさるるまま

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎枯色の下より萌ゆる命かな      ◎凍解や足をとらふる登り坂      △掃き終はりふと見上ぐれば残り花(平成23年4月作)           3月より和歌・狂歌・川柳等も作りたいと思っています。      週末までに出来ていれば掲載します。

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎広げられ浜一面の若布かな      ◎田も畦も皆一斉に草の萌ゆ      △淡々と行く春惜しむ昨日今日(平成23年4月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎冴返リ吐く息白し今朝の庭      ◎雪間でき輝く新芽出にけり      △にぎやかに雀集めて残り花(平成23年4月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎下萌や雨降りやみて芽の青し      ◎薄氷は陽の差すまでの命かな      △人ありて人それぞれに春惜しむ(平成23年4月作)               

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎窓際に仕合せのあり福寿草      ◎頬赤き孫の手を引き初薬師      △草餅を仏に供へ手を合はす(平成23年4月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎今年も恵方詣りに始まりぬ      ◎春近しゆつくり回る観覧車      △春惜しむ十七文字に時の過ぐ(平成23年4月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎雪女恋する事もあるのかな      ◎春近し木々の蕾も膨らんで      △残る花やがて散りゆく運命かな(平成23年4月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎初日の出家族揃つて手を合す      ◎初句会みんな元気に顔を出す      △松の花命溢れて天を指す(平成23年4月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎障子閉め酒や肴の舌鼓      ◎都鳥口紅付けて橋の上      △卒業し声掛け合うて門出る(平成23年3月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎虎落笛言ふ事聞かぬ子に似たり      ◎年変はる仄かに聞こゆ除夜の鐘      △伸び伸びと駆け回るなり厩出し(平成23年3月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎十二月いまさら焦る事もなし      ◎枯萩の飄々としてゆるるなり      △卒業の最後の校歌胸に沁む(平成23年3月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎川千鳥流れの中に足はあり      ◎願掛けてはや満願の十二月      △目に涙卒業式の師と生徒(平成23年3月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎旅の宿熱きそば湯に迎へらる      ◎煤払ひ煤なき家に暮らしたし      ◎一斉に別れ鳴きして鶴帰る(平成23年3月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎大根畑空の青さよ海の青      ◎富士の山薄化粧して冬構      △引鶴や声掛け合ひて飛び立ちぬ(平成23年3月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎小春日や鳶ものんびり輪を描く      ◎時雨降る夜更けの道をただ一人      △思ひ出を胸いつぱいに卒業す(平成23年3月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎初霜に足をとらはる登り坂      ◎無造作に大根置きて無人店      △昇る陽を翼に受けて鶴帰る(平成23年3月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎思ひ出を流すが如く時雨降る      ◎石蕗の花色無き庭の隅に咲く      △陽を受けて黒鹿毛光る厩出し(平成23年3月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎役目終へ案山子閑かに風にゆれ      ◎独りとはつまらぬものよ秋の暮      △引き鶴や今殿の飛び立ちぬ(平成23年3月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎幼女の髪を飾りて残り菊      ◎紅葉狩暫し楽しむ通勤路      △青海苔の香りに満つる朝餉かな(平成23年2月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎橘や棘の痛さを思ひ出す      ◎菊残る道に小さき道祖神      △青海苔に足を取られて水の中(平成23年2月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎友よりの届く新米ただ感謝      ◎下り鮎腹いつぱいの卵かな      △初午や昇り旗舞ひ風強し(平成23年2月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎乱れ咲く花野を渡る風に酔ふ      ◎名月や雲の切れ間に顔を出す      △雪解けて気持ちも解けてまつしぐら(平成23年2月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎敗荷に雨は激しく降り注ぐ      ◎飄々と風に吹かれて吾亦紅      △青海苔や香り豊かな海の幸(平成23年2月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎穏やかに流るる水の川は澄み      ◎花野行くローカル線の無人駅      △青海苔や揺れて岩間の蟹隠す(平成23年2月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎いつの間に木から草へと虫の声      ◎鬼灯を鳴らし鳴らして子等通る      △時移り集ふ人減る牛祭(平成23年2月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎水澄みて流るる川の底深し      ◎名月や寄せては返す波の音      △蕩蕩と濁りも増して雪解川(平成23年2月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎微酔の見上ぐる空は星月夜      ◎立秋の一雨欲しき夜半かな      △雪解の小さき流れ畦の道(平成23年1月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎八月や子供に帰るおとな達      ◎立秋や暮れて一息縄のれん      △流れ出し遥かな旅へ雪解水(平成23年1月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎鳴き尽し草を枕に今朝の蝉      ◎献灯に我が名浮かびて魂祭      △寒月や雲の切れ間に顔を出す(平成23年1月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎蜩やひと声高く山薄暮      ◎盆祭集ひて楽し三世代      △日溜りの硬き蕾も春を待つ(平成23年1月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎青鷺の鳴かずにおれば優雅なり      ◎向日葵の如く貴方を見ていたい      △寒月や照らす大海浪光る(平成23年1月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎風流る開け放たれし夏座敷          ◎山清水両手に掬い喉ならす      △初凪の鏡ケ浦は鳶の群れ(平成23年1月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎水無月や木陰の風は心地良し      ◎土用浪舳先ぶつけて船は行く      △寒月や星を隠して冴えわたる(平成23年1月作)      〇秋の暮ブービーで乗るフェリーかな(令和4年房総の旅)                    房総の旅これが最後の句です

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎夕顔や喪主のうなじと白競ふ      ◎噴水や小さき七色うまれ出る      △初凪や羽を休めてかもめどり(平成23年1月作)      〇急坂を手摺頼りに秋の宮(令和4年房総の旅)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎向日葵や群れて黄色の風となる      ◎草いきれ踏み進むほど匂ひ増し      △淡々と月日重ねて春を待つ(平成23年1月作)      〇千枚の秋の田圃に草を刈る(令和4年房総の旅)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎早苗籠汗ばむ背の心地良さ      ◎昼顔に艪を取られて思案顔      △穏やかに日差しも淡く松の内(平成23年1月作)      〇紺碧の鏡ケ浦は秋日和(令和4年房総の旅)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎戸を開けて皐月富士見る朝かな      ◎咲き誇り見頃迎へしさつきかな      △初凪や鏡のごとく陽を返す(平成23年1月作)      〇城山へ登る四人に秋の風(令和4年房総の旅)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎夜釣来て魚釣るよりも飲み会に      ◎さつき咲く花から花へ蝶の舞ふ      △我が国の行く末想ふ松の内(平成23年1月作)      〇秋の旅紺碧の海右に見る(令和4年房総の旅)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎翡翠や獲物目掛けて急降下      ◎光る浮子波に漂ひ夜釣かな      △悠悠と風にまかせて枯柳(平成22年12月作)      〇彼岸花八幡宮に咲き乱る(令和4年房総の旅)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎皆で食ぶ笊に積まれし粽かな      ◎赤白黄色とりどりや薔薇の花      △威勢よく呼び込む声や年の暮(平成22年12月作)      〇伏姫の住みし籠穴山は秋(令和4年房総の旅)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎夏めきて沖の白帆も輝けり      ◎町薄暑暖簾潜れば顔馴染み      △帳尻をなんとか合はす年の暮(平成22年12月作)      〇道端のコスモス揺るる安房の道(令和4年房総の旅)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎古き家薔薇咲き誇る家周り      ◎山深く今を盛りと余花の宴      △枯柳吹かるるままの風情かな(平成22年12月作)      〇秋高し海沿ひ走る房州路(令和4年房総の旅)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎薔薇苑の妍を競ひて香を競ふ      ◎夏めきて二の腕まぶし乙女達      △矢の如く今年も過ぎて年の暮(平成22年12月作)      〇秋晴れの久里浜金谷海は凪(令和4年房総の旅)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎野にありてこそ活きるなり菫草      ◎春惜しむ想ひの花は散り終へし      △ひつそりと一輪ゆれて帰り花(平成22年11月作)      〇たたなづく霧島の峰秋の雲(令和元年10月鹿児島旅行)      今回で鹿児島旅行は終わります。次回から房総の旅を      掲載します。

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎波しぶき舳先に割るる春の潮      ◎風光り心うきうき気は満つる      △凩に葉を散らされて枝も啼く(平成22年11月作)      〇聖域に背筋伸びたり社秋(令和元年10月鹿児島旅行)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎春惜しむ心残して時は行く      ◎花曇遥かにかすむ富士の山      △着飾りて嬉し恥ずかし七五三(平成22年11月作)      〇何事か御座すと感ず秋の宮(令和元年10月鹿児島旅行)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎堤防をひねもす押すや春の潮      ◎猫の手も欲しひ八十八夜かな      △一枝に一輪淡し帰り花(平成22年11月作)      〇高千穂の神々しさや秋無上(令和元年10月鹿児島旅行)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎行く春や未だ其其の色もやう      ◎人住まぬ庭に群れ咲く菫かな      △七五三母と娘の競ひ合ひ(平成22年11月作)      〇神神し高千穂の峰秋に入る(令和元年10月鹿児島旅行)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎啓蟄や鍬を振るのも遠慮がち      ◎ぽかぽかと句作り楽し春炬燵      △鳴く声も枝の葉も減り秋惜む(平成22年10月作)      〇秋風や高千穂河原神御座す(令和元年10月鹿児島旅行)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎磯開神職来たりて厳かに      ◎右の山左の山も笑ひ出す      △湖に映ゆる野山の錦かな(平成22年10月作)      〇神降りし高千穂の峰秋無上(令和元年10月鹿児島旅行)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎一つ鳴りもう終はりかよ春の雷      ◎木の芽吹き溢るる気力歩は速し      △白ありて紫ありて桔梗咲く(平成22年9月作)      〇秋の山身も引きしまる神の域(令和元年10月鹿児島旅行)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎磯開海神様へまず一献      ◎春の山溢るる命輝けり      △草むらの祠に鳴くや鉦叩(平成22年9月作)      〇神々の降りし高千穂秋尊し(令和元年10月鹿児島旅行)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎若布干す海女の背中は逞しき      ◎流れ来る香に誘はれて梅見酒      △お寺にて修行をしたか鉦叩(平成22年9月作)      〇硫黄の香湯船に満つる秋の宿(令和元年10月鹿児島旅行)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎境内に大銀杏なく実朝忌      ◎猫やなぎ幼き頃の淡き夢      △金叩その音に合はせ鼓打つ(平成22年9月作)      〇湯煙の上がる旅籠や秋の暮(令和元年10月鹿児島旅行)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎其処彼処雪間の出来る頃となり      ◎若布買ふ少しおまけと言ふ親父      △仏壇の中で飼ひたし鉦叩(平成22年9月作)      〇平和とは抑止力なり秋の基地(令和元年10月鹿児島旅行)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎生きるものひたすら耐へて春を待つ      ◎ほうれん草食べてポパイの気分なり      △時過ぎて会えぬ人あり秋彼岸(平成22年9月作)      〇守るとは命の重ね営は秋(令和元年10月鹿児島旅行)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎ほろ酔を素面に戻す寒の月            ◎雪女四五人寄りて露天風呂      △蜩を旅のまくらに聞く朝(平成22年8月作)      〇国の為ささげし命鹿屋秋(令和元年10月鹿児島旅行)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎早梅や急ぎ過ぎたと震へ咲く      ◎寒餅にこぶ出来るなり網の上      △陽は落ちて人人人の盆踊り(平成22年8月作)      〇国の空守りし飛機や秋静か(令和元年10月鹿児島旅行)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎ピンポンとかわいい賀客ドア開くる      ◎春待つや日差しの伸びは遅々として      △蜩は薄暮に鳴くよ群れず鳴く(平成22年8月作)      〇秋の野に余生静かに機は古れり(令和元年10月鹿児島旅行)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎ちらほらと早くも咲けり梅の花      ◎春近しうたた寝誘ふ日差しかな      △輪になりて老ひも若きも盆踊り(平成22年8月作)      〇桜島灰降る道は秋の色(令和元年10月鹿児島旅行)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎お揃ひのマフラー巻きて街を行く      ◎あれもやりこれもやりをへ十二月      △盂蘭盆会さびれた寺も縁者達(平成22年8月作)      〇桜島噴煙上ぐる秋の空(令和元年10月鹿児島旅行)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎虎落笛山から小僧飛んで来る      ◎夢を見て夢追ひかけて年の暮      △涼しさやしぶきをあげて船は行く(平成22年7月作)      〇桜島姿雄々しく秋の空(令和元年10月鹿児島旅行)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎幼子の穴を開けたる障子かな      ◎マフラーを贈りし人は今何処      △旅の宿水音涼し窓の外(平成22年7月作)      〇秋の空噴煙重し桜島(令和元年10月鹿児島旅行)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎障子越し灯影に揺るる君の影      ◎主なき庭にひつそり枇杷の花      △裾揺らす涼しき風の流れ来る(平成22年7月作)      〇噴煙に秋空暗き桜島(令和元年10月鹿児島旅行)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎贈られしマフラー巻きて君に会ふ      ◎初雪やふはりふはりと舞い落つる      △波しぶき濡るるに任せ涼しけり(平成22年7月作)      〇秋無上開聞岳の麗姿かな(令和元年10月鹿児島旅行)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎行きずりの香に振り返る時雨坂      ◎浜風に吹かれ群れ咲く石蕗の花      △夕暮れて路地に水打つ女将かな(平成22年7月作)      〇開聞や秋の雲為る特攻機(令和元年10月鹿児島旅行)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎小春日や猫縁側に丸くなる      ◎ひかえめに柊の花香るなり      △涼しげな流し目おくる役者かな(平成22年7月作)      〇桜島渡るフェリーに秋の風(令和元年10月鹿児島旅行)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎小春日や風邪は直りて孫来る      ◎縁となる傘差し掛けた時雨道      △農作業終へて早くも半夏生(平成22年7月作)      〇指宿の宿ひなびたり秋の川(令和元年10月鹿児島旅行)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎温りに話の尽きぬ小春かな      ◎小夜時雨霧笛流るる港かな      △夕風の流れ来る頃水を打つ(平成22年7月作)      〇砂蒸しの大往生や秋の浜(令和元年10月鹿児島旅行)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎天高し人は肥ゆれば馬も肥え      ◎紅葉狩いつしか山の奥に入る      △朝ぼらけ眠気をさます時鳥(平成22年6月作)      〇開聞は麗しきかな秋の風(令和元年10月鹿児島旅行)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎落日の田にひつそりと捨案山子      ◎爽やかな笑顔ふりまきVサイン      △時鳥今朝も鳴くなり山の宿(平成22年6月作)      〇開聞や最南端の駅は秋(令和元年10月鹿児島旅行)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎同じ酒古酒と新酒を飲み比べ      ◎まだ盛り残り菊とは野暮な人      △胡瓜もみ彩り映ゆる白小鉢(平成22年6月作)      〇開聞の姿見上ぐる秋の駅(令和元年10月鹿児島旅行)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎敗荷を刈り取る人も齢を老ひ      ◎雀等は案山子囲みて落穂食む      △子育ては他所に任せる時鳥(平成22年6月作)      〇秋の旅車中で歌ふ『海ゆかば』(令和元年10月鹿児島旅行)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎高原の大パノラマや秋高し      ◎鶴来る湖の賑はひ戻るなり      △俯きて咲く茄子の花色淡し(平成22年6月作)      〇散華せし武士祀る知覧秋(令和元年10月鹿児島旅行)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎雨の来て花野たちまち蘇る      ◎雨戸開け旭に光る秋蚕かな      △夏の朝熱きシャワーに目を覚ます(平成22年6月作)      〇国の為散りし益荒男秋無常(令和元年10月鹿児島旅行)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎見上ぐれば雁渡る西の空            ◎秋冷や月皓皓と天にあり      △時鳥朝けたたまし夜かなし(平成22年6月作)      〇特攻の勇姿残して知覧秋(令和元年10月鹿児島旅行)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎颱風のもたらす雨の恵かな      ◎名月や寄せては返す波の音      △短夜の更に短くなる宴(平成22年6月作)      〇薩摩路を楽しき友と秋の旅(令和元年10月鹿児島旅行)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎水澄みて色を増すなり池の鯉      ◎秋冷やそろそろ燗の酒の良し      △山歩き朴の香りを道連れに(平成22年5月作)      〇秋なれど薩摩の国の陽は強し(令和元年10月鹿児島旅行)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎遠花火音は遅れて届くなり      ◎朝顔や風に吹かるる遊び蔓      △波頭白く立て来る卯浪かな(平成22年5月作) 〇9月より令和元年10月句友4人で鹿児島を旅した吟行句を  日程に添った形で一句載せたいと思います。この旅は私  の内面に持っているものと合致し、開聞岳・桜島等の観... 続きをみる

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎星月夜人も星にも運命あり      ◎朝顔や垣根色どる路地の奥      △沖遥か烏賊釣り船の灯は揺るる(平成22年5月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎桐一葉落ちて天下は動乱す      ◎輝くは一日なりけり芙蓉花      △緑増し輝きを増す若葉かな(平成22年5月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎稲妻に腕を引き寄せ肩を抱く      ◎花火見る握る手と手の夢一夜      △山渡る風の香りや朴の花(平成22年5月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎夕顔や喪主のうなじと白競ふ      ◎風鈴を下げて風待つ夕べかな      △旭日背に烏賊釣り船は今帰る(平成22年5月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎災天下マラソン人は玉の汗      ◎夕端居流るる風に生き返り      △昇る日を舳先に受けて卯浪切る(平成22年5月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎夕顔の今開かんと闇浅し      ◎水無月や山脈の如白き雲      △春惜しむ飛び交ふ鳥の声高し(平成22年4月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎夏座敷流れ来る風独り占め      ◎災天下空に向ひて水を撒く      △咲く花の色は移ろひ春惜む(平成22年4月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎清水湧く思はず漬ける熱き顔      ◎若き頃親父着ていた上布かな      △磯開飾り立てたる小型船(平成22年3月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎妻逝きてタンスに残る夏衣      ◎短夜や夢追ふ酒のほろ苦さ      △薇やのの字のの字の渦を巻く(平成22年3月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎翡翠はその青さゆえ孤独なり      ◎夕暮れて墨絵の如き皐月富士      △春の川滔々として大河なり(平成22年3月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎短夜や早くも鳥は啼き始む      ◎草茂り売れぬ宅地に風流る      △磯開豊漁願ふ浜の衆(平成22年3月作)

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  • 佐久間悠 週末の俳句

         ◎夏草や数多の命活かすなり      ◎漁火を遠く眺めて夜釣かな      △春の川岸辺の色も緑増す(平成22年3月作)

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