◎障子閉め酒や肴の舌鼓 ◎都鳥口紅付けて橋の上 △卒業し声掛け合うて門出る(平成23年3月作)
2023年12月のブログ記事
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◎虎落笛言ふ事聞かぬ子に似たり ◎年変はる仄かに聞こゆ除夜の鐘 △伸び伸びと駆け回るなり厩出し(平成23年3月作)
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◎十二月いまさら焦る事もなし ◎枯萩の飄々としてゆるるなり △卒業の最後の校歌胸に沁む(平成23年3月作)
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◎川千鳥流れの中に足はあり ◎願掛けてはや満願の十二月 △目に涙卒業式の師と生徒(平成23年3月作)
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◎旅の宿熱きそば湯に迎へらる ◎煤払ひ煤なき家に暮らしたし ◎一斉に別れ鳴きして鶴帰る(平成23年3月作)